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【同居のよくある話】義父の孫愛で増えたもの①

義父の孫愛。


一緒に暮らしていると伝わってきます。

 

我が家は4人の男の子がいます。
それぞれ6歳、5歳、3歳、1歳。

 

義父は子どもたちに対して毎日のように「○○くん大好き〜!」と言ってギュッとしています。
全員に愛情を持って接している姿をみると微笑ましい。
一緒に遊んだり、誰かの誕生日には喧嘩しないように4人分のプレゼントを用意したり。寛大な懐に4人の男の子たちは安心感をもらっています。


そんな義父。

あるものを子どものために育てています。

それは、

 

『カブトムシ』。

 

2年前に夫が捕まえてきた二匹のカブトムシが交尾し卵を生みました。


その数、35個。


やがてその卵たちが幼虫になり、蛹になって成虫に。
その間のお世話はほぼ義父がしてくれました。
土の交換から霧吹き、35匹のカブトムシのお世話は意外と大変。

 

そして冬~春にかけて幼虫はどんどん成長し、10㎝ほどの大きさに!
立派な成虫になりました。

もともとカブトムシの飼育に慣れている義父。
夫が幼少の頃も、同じように育てていた。

しかし、わたしはカブトムシを触ったこともない。


我が家は【半同居】なので、義父がいない土日は代わりにお世話をします。
もともとは夫が捕まえてきたのに、なぜだかカブトムシのお世話は私が。

夜行性のカブトムシは、夜中に活動する。
35匹もいるのでガタガタブンブン音が凄まじく鳴ると少し怖い。


虫が苦手な私。
子どもで手がいっぱいのはずが、
お世話をしているとなぜか愛着が湧いてくる。

ゼリーがなくなっていないかな、とついつい覗き込んで見てしまう。
手をかけると、与えた分だけ自分の中に愛が増えるものなのですね。

 

それでも35匹も育てるのは無理がある、と知人や子育て施設に譲りました。
10匹以上が残り、義父を中心に子どもと育てることに。

 

さて、それが1年前の話。

 


今年はというと・・・

なんと100匹以上。

 

とてもとても育てられません。
市町村に確認し許可を得て、蛹になる前に自然に帰してあげました。

残ったのは、またまた35匹ほど。

 

また譲ろうかと思っていたのですが、

義父はたくさんのカブトムシがいることに嬉しそう。

 

それもそうですね。

幼虫の頃から一番お世話をしていたのは義父ですから。

 

100匹いた卵を自然に放したと知った時に少し寂しそうだったのを思い出し、

今年は残った約35匹を飼育することに。

 

子どもたちも嬉しそう。ほぼ毎日触って遊んでいます。

孫が大好きな義父。

カブトムシで兄弟喧嘩しないよう4つのケースに分けてくれました。

このカブトムシのケースは、玄関につながる土間のシューズクロークの棚に置いています。カブトムシのケースでスペースがいっぱい。

何よりカブトムシを飼育していて、義父が一番嬉しそう。

 

前にもテントウムシやカミキリムシを捕まえて飼育し子どもに見せていました。

 

本当は、虫を家の中に入れたくない私。

けれど、義父の思いを知ると、それも共同生活なので仕方ないと思えてきます。

 

同居しているから、人が増える分、世代が違う分、それぞれの好きなことは様々。

 

【同居】のあるあるです。

 

でも、

これ以上カブトムシが増えすぎてしまうと我が家も困るので

今年は、メスとオスに分けることにしました。

 

どうなることやら。